農業経営について税理士に相談するメリットとは？

農業経営を始めたいと考え、できる限り儲かりたいと考えた場合、経営方針を具体的に定めていく必要があります。

今回は農業経営に精通している税理士に相談することにどんなメリットがあるのか解説していきたいと思います。

農業経営を税理士に相談するメリット

農業経営を行う場合、他の業界とはさまざま異なる点があるため、経営について不安がある場合には税理士に相談することをお勧めします。

税理士に相談するメリットは次のようなものが考えられます。

• 資金調達の相談ができる
• 農業従事者が利用できる補助金について相談できる
• 収益が安定した場合の法人化について相談できる
• 会計業務についての相談ができる
• 税務代行などをしてもらえる

資金調達の相談ができる

農業経営を税理士に相談するメリットとして資金調達が挙げられます。

資金調達というと一般的に、銀行などの金融機関や日本政策金融公庫からの融資をイメージされる方も多いかもしれません。

農業の場合、借入先が同じ日本政策金融公庫でも他の業種とは異なる融資制度があったり、JAバンクの融資制度があったりと、状況によって利用できる融資制度がさまざまあります。

どのような融資制度に申し込むか、また融資を受けやすくなるのかなどアドバイスをしてくれます。

農業従事者が利用できる補助金について相談できる

農業経営を税理士に相談するメリットとして、補助金についての相談、サポートを受けられる点が考えられます。

農林水産省などでは、農業従事者に向けて補助金事業を行っています。

どんな補助金が利用できるのかの相談や、特定の補助金を受けたい場合のサポートをしてくれます。

収益が安定した場合の法人化について相談できる

農業経営について税理士に相談するメリットのひとつとして法人化するタイミングが考えられます。

具体的に法人化するタイミング、法人化に際して行う準備などのサポートを行ってくれます。

会計業務についての相談ができる

農業経営は家族経営で行われている割合が非常に高く、2020年に農林水産省が公表したデータによると、専業農家のうち9割を超える農家が家族経営です。

家族経営の場合、日々の農作業と並行して会計作業を行わなければならないので、会計を担当する家族は非常に負担が大きいです。

税理士に相談した場合、会計アドバイスしてもらえるので会計業務の負担を少なくできたり、また代行してもらえたりすることができます。

税務代行などをしてもらえる

農業経営を税理士に相談するメリットとして、確定申告や決算申告などの代行をしてもらえる点が挙げられます。

税務代行や税務書類の作成は、税理士の資格がないと代行することができません。

毎年必ず必要な確定申告や決算申告などの書類作成はもちろん、申告も代行してもらえるのは大きなメリットと言って良いでしょう。

まとめ

今回は農業経営を税理士に相談するメリットについて解説していきました。

農業経営を自力でどうにかしようとすると、日々の発生する農作業に加え、会計業務、資金調達の方法の確認、決算作業などを家族で行うので非常に負担が大きいです。

また忙しいあまり便利な融資制度や補助金があるのにも関わらず、情報を得られず利用する機会を失ってしまう可能性もあります。

そのため、農業経営に負担が大きいと感じたり、不安があったりする場合にはいちど農業の業界に精通した税理士へ相談してみまししょう。